ヒューマノイドカップ@ロボスクエア二日目は、大観衆の大声援(本当に大袈裟でなく)の中で熾烈なサッカーが繰り広げられました。

二日目のレポートの前に、初日のスプリントの結果をアップしておきます(サッカー大会への予選通過の12位まで。/を挟んで、左がスプリント3000、右がロボキックのタイム)。
1位 トコトコ丸 (9.09/28.44)
2位 アフロ (10.68/28.81)
3位 ありまろ (5.65/40.38)
4位 アリウス (9.45/40.05)
5位 SUPER DIGGER (13.00/37.95)
6位 R-Blue (15.18/42.37)
7位 祭り2号 (19.66/57.23)
8位 Metaric fighter(15.93/1.35.66)
9位 Black Rabit (21.84/1.33.14)
10位 ワイルダー01 (22.47/1.48.86)
11位 Automo 01 (32.45/1.45.45)
12位 みやみや (39.75/1.56.87)
先日の記事で述べたように、ロボワン組に混じってのSUPER DIGGERの健闘には目を見張るものがありました。この調子で初挑戦のROBO-ONE J-classでも光り輝いて欲しいものです。
そして、サッカー大会ではこの予選通過タイムを基に三人一組で構成された四チームが総当たり戦を行いました。ロボスクエアでは昨夏に引き続きの、二回目のサッカー大会です。今大会のチーム構成は以下の通りです。
Aチーム トコトコ丸 SUPER DIGGER Black Rabit
Bチーム アフロ R-Blue ワイルダー01
Cチーム ありまろ 祭り2号 Automo 01
Dチーム アリウス Metaric fighter みやみや
Black Rabbit以下の軽量級のマシンの出来が勝敗の鍵を握っているといっても過言ではありません。我がBチームはアフロとR-Blueのオールラウンドな機動力を攻めに使い、私のワイルダー01は股関節サーボの2350化を横歩きで生かすことの出来る、キーパーに専念することにしました。
総当りで6試合行われたのですが、まずもって驚かされたことが、観客の大声援でした。特に、ちびっ子たちの反応はすさまじいものがあり、実況の高橋さんの熱い実況も手伝ってか、各ロボットを名指しで応援していたのには驚きでした(なかでも群を抜いていたのはアリウス)。
そんな状況の中で行われた、第一試合はトコトコ丸率いるAチームに我らがBチーム。最初は慣れないサッカーとあってか、足にボールがつかない展開でしたが、後半に入るにつれ、徐々にポジション取りが明確化してきます。他のチームも同じような感じで、試合が進むにつれて次第にサッカーらしくなっていったのには驚きでした。皆さん適応力がすばらしい(笑)。
また、昨年のサッカー大会で非常に目立った活躍をしていたアリウスとありまろの二体は、今年も日向小次郎ばりのロングシュートを連発。その、あまりにも速いキーパー泣かせのシュートは横移動で防ぐのは非常に難しく、各チーム得点を許していきます。が、そこに立ちはだかったのは我がワイルダー01(誰も書いてくれなさそうなので、自分で大袈裟に書いておきます。親バカならぬ作り手バカ[笑])。
他のチームが流れの中でキーパーを交代していたのに対し、我がBチームは私が専属してやることになっていたので、手を使ってゴールを守れるように横っ飛びパンチングのモーションを前もって作っていたのが功を奏しました。アリウスやありまろがボールを持つ位置からシュートコースを読み、ゴールマウス前でポジショニングを行います。そして、シュートのボールが飛んできた方向に合わせて横っ飛び。なかなかいいタイミングで好セーブを連発し、興奮した高橋さんも「守護神ーーー!!!」の連発(笑)。実際のところ、私もその呼び名に気をよくし、勢いでロボットの名前を「守護神」に改名しようかと(笑)。お客さんの反応も良く、盛り上がりに貢献できたかなと思います。
優勝はAチームでした。我らがBチームは一勝二分で勝ち点5の二位。サッカーさながら、勝ち点を取ることの難しさを痛感しました。一回戦は優勝したAチームに二点差をつけて勝ったものの、二試合目は試合終了直前にメタリックファイターにフリーキックを決められてそのまま試合終了で引き分け。三試合目も勝っていればほぼ優勝と言う条件の中で引き分け。しかも、その試合の相手キーパーは配線トラブルのため立っているだけの動けないAutomo 01(それでもお決まりのファイティングポーズで睨みはきかせていましたが)。
優勝したAチームは試合を重ねるにつれ最も成長していたと思います。特に、これで勝ったほうが優勝というAチーム対Dチームの最終試合で、ハットトリックを決めたSUPER DIGGERの活躍は圧巻でした。

(そのDIGGERのキック)
試合後、参加者の皆さんが口をそろえてロボサッカーの面白さに目覚めたとおっしゃっていましたが、もしかすると今大会が今後の二足歩行ロボットの展開を占う上での重要な契機になってくるのかもしれません(非常に興奮されていた近藤社長がどう動かれるかがキーかも[笑])。お客さんの反応も含めて、今回はロボットでサッカーをすることについて色々と考えさせられました。ということで、明日にでもロボサッカーについての雑感をまとめてみたいと思います。
と言うことで、
隊長さん、
菅原さん、優勝できなかった悔しさは残りましたが、その悔しさを晴らすべくまた今度同じチームでよろしくお願いしまーす!他の皆さんも、またどこかで一緒にロボサッカーやりましょう!
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