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スピーシーズのITR
一昨日のことになりますが、テレビをつけるとBSジャパン(TV東京系?)の「株式ワイド オープニングベル」という朝の番組で、ロボット市場についての特集をやっていました。どこから出てきた数字か定かでは分かりませんが、ロボットは2016年には3兆円市場になるとのこと。

今のロボット業界は、自動車・家電・ベンチャー企業が作る高性能/高コストのロボットと玩具・ホビーメーカーによる比較的安価なロボットによって成り立つ二極化状態にあります。前者の場合、高性能のCPUや大容量のメモリをを搭載する必要があるためコストが一気に上がる。一方で後者の場合、まあロボットとしては安いが、結局のところ高価なおもちゃ、もしくは工学系の生徒の教材としての域を脱してこない。

では、この二者が歩み寄る方法はあるのかということで、番組ではひとつの可能性としてスピーシーズのITRを取り上げていました。ITRのコンセプトの面白いところは、ロボットを単体で何か仕事をさせる独立した機械としてではなく、インターネットの端末として捉えているというところにあります。新しいプレイヤーの形態と言ってもいいのかもしれません。

その結果、CPUをパソコンにそして情報をサーバーに置くことでロボット本体のコストを抑えることが出来るだけでなく、コンテンツ次第でロボットの様々な使い方が可能になってくるのです。例えば、現在用意されているITR専用コンテンツは、英会話・音楽・漫才などで、これらをダウンロードすることによりITRは英会話の先生になったり漫才師になったり、歌手・ダンサーになったりするわけですが、ロボット自体の動きがもっとこなれてくれば、そのうちゴルフのワンポイントレッスンなどで応用するコンテンツメーカーもでてくるかもしれません。

本向けコンテンツ、ラジオ向け・・・、テレビ向け・・・、インターネット向け・・・、と情報伝達の様式の違いによってコンテンツの内容も変わってくるわけですが、ここに新たなメディアとしてロボットが入ってくることで、今まで考えもつかなかったコンテンツが生まれてくる可能性があるということですね。何しろ、手足があって動き回れるわけですから、プレイヤーとしては本当に革命的なわけです。

では、これが具体的に何に使えるのか?私達の暮らしの質をどのように変えるのか?といった問いはロボット開発に付いてまわる質問ですが、実際のところ僕にはどうなるか予測もつきません。しかし、無責任な言い方をすれば、ある商品の技術的機能性からその商品の本質的な価値を予測するのはそんなに面白いことではないと思います(開発資金を捻出するためには必要なものなのでしょうが)。

ポケベルや携帯電話にしても、最初はビジネスにおける緊急連絡用で開発されたものが、実際は若者のコミュニケーションツールとして急激に発展してきた経緯があって、消費者の自由な発想が新しいテクノロジーの発展を促す一面があるわけで、逆にそういう状況にならなければロボットをめぐる新しいアイディアも出てこないのではないでしょうか。ラジコン用のサーボモーターで二足歩行ロボットを作るという、ホビーロボットの歴史が正にそれを証明していますし。

今回ITRを見たのは実は初めてだったのですが、僕の印象として、おそらくこのままのメカメカしい裸身より、カスタマイズが可能な着せ替えセットみたいな物を発売すると、ロボットの性能云々より、そっちのほうでブレイクしそうな気がします。なにせ、着せ替えやコスプレが大好きな社会ですから(笑)。でも、実際ロボットがパートナーとして我々の生活の中に入ってくるためには、案外そういうローテクの部分が重要になってくるのかもしれません。ということで、僕もなにか自分のKHR用に衣装でもつくろうかな、といったことを真剣に考えています(笑)。
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2006-07-20 22:40 | ロボット論・学問 | Comment(0) | Trackback(0)
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